その後、二年坂、三年坂を通りながら、清水寺に向かいます。途中、順正というお店で湯豆腐。このお店には、武田五一設計の近代建築があり、その中で食べられるのかと行ってみたんですが、残念ながら、周りに新しくできた建物がお店となっていて、武田五一の建物には入れませんでした。(その建物はカフェになっていました。)とはいえ、湯豆腐のお昼が2100円なので、お手頃価格はありがたい。冬の京都に来たなら、湯豆腐はやっぱり外せない。
冬の京都は人が少ないとはいえ、清水寺には、それなりの人出があり、参道までもだいぶにぎわいがありました。外国人観光客もかなり多い。清水寺には何度も訪れていますが、そのたびに、巨大な木造の構造の迫力に圧倒されます。それほど高い場所にあるわけではないけれど、それでも清水の舞台からは京都の街が一望でき、すがすがしい気分になります。緻密に造られた庭園とは違い、その迫力が魅力のお寺です。
その次は金地院で小堀遠州の庭園と茶室を見よう、と計画していたのですが、茶室のほうは、拝観時間が決められており、すでにその日の拝観は終わったとのこと、、、。ここの八窓席の茶室は一度見てみたくて楽しみにしていただけに残念。また次の機会にぜひ来ようと心に決め、この日は、南禅寺の境内を散歩して、水道橋を見て、お寺巡りは終わり。
夕方になり、少しは新しい建築も見ようということで、お土産に頼まれていた緑寿庵の金平糖を買いつつ、御所の西にある寅屋に向かいます。京都は駐車場代が馬鹿高いけど、ここのお店には駐車場もあるのでありがたい。抹茶とお菓子で1000円とは高いけど、素敵な空間でのんびりお茶を楽しむとほっと幸せな気分になります。やはり完成度が高い。さすがです。