現在、名古屋市内で保育園の設計をしています。

先日も保育園での打ち合わせに行って来ました。現在分園として運営している保育園を改築して、規模を拡大する計画です。

分園からの改築と言うことで、毎月の建設委員会にも、多くの職員、父母の方が参加してくださっています。たくさんのいろいろな意見が出され、保育園の建物のことだけではなく、保育のありかたまで熱く議論しています。

保育士の方や父母の方たちと話をしていて思うのは、保育園の建物というのは、その保育園の保育に対する考え方がとてもよく現わすものであるというこ とです。保育園で過ごす子供たち、父母、それから保育士の方も、時がたつと変わっていきます。それでも、保育園という建物は残って行き、その建物と共にあ る保育のあり方は、時がたっても残っていくのではないでしょうか。

現在、裸足で使うデッキには、ささくれができず、劣化の少ない合成木材がよく使われています。それでも、本園の園長先生は、「無垢の木がいいです。 ヒノキがいいです。」と主張されていました。無垢のデッキは、頻繁にメンテナンスが必要ということはよくご存じで、それでも無垢がよいという。

現在の本園は、築30年近い園舎ですが、こまめに改修し、メンテナンスをしつつ、愛情を持って使っていただいています(この園舎も弊社で設計させて いただいたものです)。園舎は、間違いなく古いのですが、、、それでもメンテナンスされ、使い続けられた無垢の木に囲まれた保育空間は、手間もお金もか かった贅沢な空間なんだと思いました。

今回、設計させていただいている保育園も、同じように愛情を持って使い続けていただけるようなものにしないといけないな、と身を引き締められる思いです。